コスタリカのコーヒー歴史と特徴

コーヒーの歴史や文化

こんにちは、colorful beansです。

皆さまはコーヒーとどう関わりあってきましたか?何気なくのむ一杯のコーヒー☕️

その背景は壮大な歴史や文化が隠されています。
そんな背景をご紹介し、皆さんのコーヒーライフに新たな風を巻き起こしたい。

そんなブログを目指して

今回、ご紹介するのは、

コスタリカです。

コスタリカのコーヒーの歴史

まずは、コスタリカの位置から確認しましょう。

メキシコやコロンビアに挟まれる形で位置し、別に掲載した、グアテマラの近くです。

そんなコスタリカのコーヒー栽培は、

1821年 植民地支配から独立。

経済的な自立を成すためにコーヒー栽培に注力します。

コスタリカ最大の都市 サン・ホセにおいては、住民に土地とコーヒーの苗木を与え、コーヒーの栽培を推し進めたのです。

コスタリカの農園では、時給する為に食糧作物なんかも、一緒に栽培をしていたのです。

こういった事がコーヒーの味わいにも少なからず影響していきます。


コーヒーの木の近くにどんな木や作物、果物がなっているかによりコーヒーチェリーの育ち方、うまみといった味わいに変化が起きます。

カリブ海と太平洋に挟まれるように位置するコスタリカ、国土を横断するような火山帯により、標高差のある地形が作られ、熱帯雨林が国土の40%を占めており、コーヒー栽培に適した環境です。

1933年には、コスタリカコーヒー協会が設立。生産量や品質の維持、向上を目指した組織です。

栽培や精製といった生産技術的な指導や輸出の管理、環境破壊対策などを行なっています。

コスタリカでは品質に重きを置き、他の国との差別化を図ってきています。その裏付けとも言える政策が、1988年に政府より発令された、アラビカ種以外は生産を禁止する法律です。

これは今現在も続いており、コスタリカの品質は高いまま維持され、スペシャリティコーヒーがおよそ半分を占めていると言われます。

その生産性は他国を牽引するほど、優れていると言われます。

コスタリカの栽培方法・環境

コスタリカでのコーヒー栽培方法や環境について解説していきましょう。

コスタリカのコーヒー栽培は、1000〜1700mの標高に約75%を占めているほど。
標高の高さは、日中と夜間の温度差により、美味しいコーヒーの実が出来上がります。

コスタリカは、雨季乾季がはっきりとしていて、コーヒーノキの栽培には最適な気候と言えます。
また、赤道直下の国だけに、日照量には恵まれておりますが、ただ日照量が多ければ良い訳ではありません。

直射日光にあたり続ける訳にもいかず、コーヒーノキに適度な日陰をもたらす為に、シェードツリー(背の高い木)を活用して日陰をつくるのです。

1970年には技術革命が起こり、コーヒー産業は大きな変化をしました。

農業用の化学物質の導入です。シェードツリーの減少、生産性の高い新品種な導入により、収穫量は一気に増えていきました。

1960年には、以前の3倍にも拡大したといわれ、更なる高品質なコーヒーを厳選して輸出することができたという事です。

コスタリカには火山帯があり、火山灰によって土壌が豊かで、品質の良い栽培ができるのです。

火山灰を含んだ土壌には、ミネラルが豊富で保水力もあり、コーヒーノキの栽培に適した環境、栄養分が含まれていることになります。

高品質へのこだわり!

コスタリカは品質の高さにこだわり、生産をつづけました。

世界一のブラジルとの低価格競争に入らなかったのです。高品質にこだわり、特化して生産をし、高い評価をヨーロッパから受けたのです。

1920年 コーヒーの輸出は激増。第二次世界大戦後はヨーロッパからアメリカを主要輸出国として、経済を回してきた歴史があります。

生産地域と精製方法

コスタリカは生産地域により、気候や環境が変わる為、その気候、地域に合わせた生産方法や精製方法など変え、コーヒーの味わいにも地域差が出ています。

コスタリカでは、7つの地域でコーヒーの栽培がなされており、地域の環境に合わせて品種も選ばれています。

標高1200m以上の高所ではカトゥーラという品種、標高1000m以下の地域ではカトゥアイが栽培されることが多いようです。

農園によってもことなりますが、一つ一つの農園規模はそれほど大きくなく、コーヒーノキ、一本一本に目がとどき、丁寧に栽培されています。

それにより高品質なコーヒー豆が栽培、収穫されているのでしょう。

ここからは、精製方法です。コスタリカ特有のハニープロセスについて解説をしていきます。一押しポイントです

まず、コーヒーチェリーから生豆を取り出す事を精製と呼びます。

それには、ナチュラルやウォッシュド、パルプドナチュラルなどの精製方法があります。

その精製方法の中でコスタリカ独自と言える、精製方法がハニープロセスです。

精製方法はいくつかありますが、結果的には果肉”(ミューシレージ)を取り除きます。これはだいたいどれも同じです。ハニープロセスを除いて。

この取り除き方の違いが精製方法の違いと言えますが、ハニープロセスではコーヒーチェリーの果肉(ミューシレージ)を残した状態にし、その糖質が生豆に凝縮するようなイメージです。

そしてミューシレージの残す比率により呼び名が変わります。

  • ブラックハニー 100%かつ糖度が高いチェリー
  • レッドハニー  100%
  • イエローハニー 50%
  • ホワイトハニー 0%

なかなか手に入らない希少な豆になります。とはいえ、果肉(ミューシレージ)が残った状態で出荷されるわけではありません。

ミューシレージを残したまま乾燥させ、その後脱穀などの工程を経て、生豆は取り出され、輸出されますから、生豆を見ても他と目視で選別は難しいでしょう。

私はイエローハニーまでしか、まだ経験がありませんが、かなりインパクトのあるコーヒーの味わいになります。

経験したことのない味わいにびっくりした記憶は鮮明に覚えています。

チャンスが有れば、ブラックハニーやレッドハニーも焙煎したいし、コーヒーも飲んでみたいものです。

コーヒー抽出や楽しみ方

ハニープロセス以外でも普通に美味しいコスタリカのコーヒー。

抽出方法でも、その違いは顕著に現れると思っています。

できれば、フレンチプレスでコスタリカの味わいをダイレクトに味わってから、ペーパードリップやサイフォンなど抽出器具や方法を変えて、楽しんで頂きたいと思います。

その中で、これだと思う方法で更に抽出を磨き、コスタリカの奥深い味わいを堪能してもらいたいと思います。

浅めの焙煎度でハッキリした酸味、フルーティな明るい酸味。わずかに感じる甘み。

中煎りで、酸味は柔らかく、甘さは増して、深みが出てきます。

中深煎りで更にまろやかな舌触りや、鼻に抜ける香り、甘さと隠された酸味。余韻が長く続く味わい。

楽しみ方は様々です。

お好みの味わいに出会えますように。

また、今までとは違う味わいに出会えますように。

皆さまのコーヒーライフに新たな風が吹けば、

幸いです。

ここまで、読んで頂きありがとうございましたウインク

では。

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