スターバックスの歴史を知る

コーヒーの歴史や文化

コーヒーの歴史を知る
今回は、スターバックスの歴史を紹介します。

スターバックスコーヒーの歴史(前篇)

1971年
ワシントン州シアトルに1号店Open。
開店場所は、パイクプレイスマーケット。シアトルに住む人々にとって憩いの場所である。

1982年
ハワード・シュルツが小売り、マーケティング部門の役員として入社。
後に、CEOとなる。
この年からレストランやエスプレッソバーへコーヒーの提供を開始。

1983年

イタリアに出張したシュルツは、ミラノでエスプレッソバーの人気の高さに感銘を受ける。

フィラデルフィアと同規模都市であるミラノで、これほどの人気をはくすエスプレッソバー。シアトルで同様にコーヒーバー文化を展開することに潜在性を見出す。

1984年
シュルツはスターバックスの創業者を説得し、シアトルの繁華街でコーヒバーのコンセプトを試験的に実施。
大成功を収める。
この成功は翌年、シュルツが設立する会社の起源となる。

少し話を巻き戻す。
スタバの創設者は、ゴードン・バウカーセブ・シーゲルジェリー・ボールドウィンによって開業された。

開業当時は、コーヒー焙煎の会社であった。

何故 私が、スターバックスの歴史を書きたかったかというと、ここがポイントになるからだ。

もちろん、私のコーヒーへの入口を開いたスターバックスにリスペクトや、感謝もあり、コーヒーブログを始めるからには、外す事はできないのだが。

それよりも、伝えたかったこと。
当初の焙煎屋であったスタバ。私や他の自家焙煎店同様に、最高に美味しいコーヒーを淹れる為の焙煎。


コーヒーの生豆と向き合い、最高の味になるよう、幾度も焙煎を繰り返し、データを取ったり、体に覚えさせたりと試行錯誤を繰り返していたはずである。

当然、今もアメリカで焙煎され、日本をはじめ、世界各国へ輸出され、大人気のスターバックスではあるのだか。

こと、純粋なコーヒーの美味しさという、単純でシンプルな評価で言えば、自惚れでもなんでもなく、私の焼いた豆の方が美味しいといえる。

だからと言ってスタバを見下す訳ではない。コーヒーとの向き合い方が変わったということ。学生からキャリアウーマンに大人気とにり、一大ブームを築き上げたスタバ。

コーヒー業界全体を盛り上げて、潤してきたことに間違いもない。

しかし、あるフラペチーノには、コーヒーは一滴も入っていない。

アメリカで焙煎された豆が、遠く離れた日本に来るに、いく日掛かるのか?

当然、焙煎度は深くなるほど、劣化はしにくくなるし、長時間輸送や保存に長けるが、ポテンシャルを引き出すのが深煎りだけとは限らない。

と、まぁ批判をしたい訳ではないから、このくらいに留めておこう。

コーヒー焙煎屋ではなく、カフェとなったスタバ。開業当時のままなら、繁栄はなかったのかもしれない。

焙煎士としては、なんとも言えない感覚に襲われるのである。

店名の由来

ハーマンメルヴィルの小説【白鯨】に登場する捕鯨船ピークォド号の名を退け、副長のスターバック一等航海士とシアトル近くのレーニア山にあったスターボ採掘場から採られた。

企業のロゴ船乗りとの縁が深いセイレーン(ギリシャ神話の海の怪物)が用いられ、ロゴが変わるたびにセイレーンの姿が変化している。

スタバのロゴの変化👇

スターバックスコーヒーの歴史(後編)

話を歴史に戻していこう。

1985年
シュルツが、コーヒーチェーン イル・ジョルナーレ社を設立。スターバックスのコーヒー豆を使ったコーヒーとエスプレッソドリンクを販売。

1987年イル・ジョルナーレ社が地元の投資家たちの支援を受けて、スターバックスコーヒー社の株を買収し、スターバックス社に改名。

営業に長けたシュルツによる、利益重視の経営で、拡大したイル・ジョルナーレ。スターバックスを回収し、今現在の経営スタイルの基盤となるスターバックス。

やはり、創設者たちの、あの頃のスターバックスは、もういないのである。

1992年ナスダック・ナショナルマーケットで初めて、普通株の公募を実施。取引シンボルは【SBUX】。
今現在も株式市場での表示は変わっていない。

1993年

ワシントン州ケントに2番目となる焙煎工場がOpenする。

大きく拡大した世界のスターバックス。大量生産(焙煎)型に拍車が掛かる。

1995年
スターバックスジャパン株式会社を設立。

1996年カナダ、アメリカでの店舗数1,000店を超える。ユナイテッド航空がスターバックスコーヒーの機内サービスを開始。

東京.銀座に第1号店【銀座松屋通り店】Open。
この後、日本でも拡大を見せるスターバックスコーヒーの店舗数。

1998年
大阪に関西地区の第1号店【梅田HEP FIVE店】がOpen。
日本の店舗数 52店となる。

1999年

ティー事業強化。音楽事業強化。ヒアミュージック社の設立。

キャラメルマキアート発売。

スタバに行った方なら、ほぼ注文したことがあるのではないだろうか。
ちなみに、妻のお気に入り❤️である。

日本の店舗数 117店。

2001年東証ナスダックジャパンに上場。店舗数 345店。2002年 プリペイド式磁気カード【スターバックスカード】日本導入。
店舗数 453店

2004年コーヒー豆生産技術支援を目的とした、スターバックスファーマーサポートセンターを、コスタリカ サンホセに設立。
限定地域、限定数量のみで、収穫さるる希少豆ブラックエプロンエクスクルーシブを販売。
店舗数 551店

2005年 ミネラルウォーター事業拡大の為、エソスウォーター社を回収。世界の店舗数は、10,000店を超える。

日本では、世界初のスターバックスブランドチルドカップ「スターバックスディスカバリーズ」をコンビニで販売開始。
店舗数 602店

2008年 3月 兵庫県神戸市 スターバックス北野異人館店Open。
初の文化財内を店舗にしたものです。



4月 日本独自のコーヒージェリーを使ったフラペチーノが発売。今現在も大人気のヒット商品。特に夏場は大行列ですよね。2009年
ブラックエプロンバリスタによる本格的なコーヒー体験提供サービスがスタート。

キャラメルマキアート新発売。
サクラスチーマー、サクラクリームフラペチーノ新発売など、人気商品の誕生。
店舗数 877店

2010年2月 スターバックスリザーブ登場!
これがなかったら、今の私は存在していなかったかもしれません。
スターバックス40周年。
店舗数 912店

2012年キャラメルマキアート、カフェモカ、ラテ現在も人気な3品種が発売される。2013年スターバックスオリガミ発売。スターバックスonline shopの開始。携帯プリペイド モバイルスターバックスカード開始。

2016年 日本上陸20周年アニバーサリープロジェクト開始。2017年 カフェインレスに注目が集まるディカフェのラインナップを拡大。2017年スターバックスの体験をより価値あるものに。Starbucks Reward 開始。障害のあるアーティストの作品で豊かな店舗空間を目指すアートワークを展開。2018年愛媛県松山市 道後温泉駅舎店Open

Instagram



ストロー不要のリッド(蓋)とプラスチック製ストローからの代替えストローを導入。2019年
世界で5番目、日本では初の「スターバックスリザーブロースタリー東京」を開業。
ここで焙煎された豆を使った、
TOKYOROAST 発売。

そして、季節のフラペチーノ 売り切れ御免のストロベリーベリーマッチフラペチーノ🍓
行く度に売り切れだよ!また飲めなかったよ!って方は沢山居られたのではないだろうか。

2020年 日本国内 1500店舗目 しもつけ道の駅店開店。
季節ごとに新作の発売フラペチーノは数えきれないくらいあり、カスタマイズは女性に大人気。
呪文のような注文の仕方は、ニュースで取り上げられくらいの一大ブームにもなりました。

より詳しいくは👇

沿革(2016~2020年度)|スターバックス コーヒー ジャパン
スターバックス コーヒー ジャパンの2016年度から2020年度までの沿革をご紹介します。


【番外編というか原点の話し】

アルフレッドピートについてスターバックスを語る上で必要な人物である。【ピーツ・コーヒー&ティー】の創始者です。
昔は日本にも数店あったようですね。

第二次世界大戦の頃、兵士にコーヒーを飲ませたら、士気が上がるということで、大半は軍へ回され、一般人には行き渡らないことも。
そこで、少量のコーヒーで満足を得るため、薄めて飲むという、アメリカンが誕生。そして、インスタントコーヒーの普及などで、質の悪いコーヒーに慣れてしまったアメリカ人。

ピートは、オランダ生まれで、コーヒーを売る仕事をしていた父に影響を受け、コーヒーの貿易商として、インドネシアのジャワやスマトラのコーヒー園に足を運んで、上質なコーヒーの味わいを知っていた。

そんなピートがアメリカの実情を良しとは思わず、コーヒー教室、講義を行い、コーヒーを家庭で淹れる方法や豆による味わいの違いを教えていく。

そして、一年半後には行列のできる大人気のチェーン店へとなっていくのです。

ジェリー・ボールドウィン学生時代にピーツ・コーヒーと出会い、コーヒーの魅力にを知り、焙煎技術やブレンドを学ぶようになります。そして卒業後は友人と共に、
スターバックスコーヒーティー&スパイスを開業させるのです。

後書き

如何でしたでしょうか。

人に限らず、何かと出会い、

その出会い方により、人は人生の岐路に立つことがあります。

私もまた、ジェリーのように、コーヒーと出会い、焙煎を学び、ブレンドを学び、抽出を学んでいます。

そのきっかけは、紛れもなくスターバックスコーヒーです。

明日からのコーヒーの味わいが変化するかもしれません。

それは、私のブログと出会ったことによるものかもしれませんね。

美味しいコーヒーと出会えますように。

では。

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