パプアニューギニアのコーヒーの歴史や特徴

はい、colorfulbeansです。

今回の記事は、パプアニューギニアのコーヒー栽培の歴史やコーヒーの特徴について、詳しく解説していきたいとおもいます。

まだまだ、栽培開始から年数の浅いパプアニューギニアのコーヒーを知ってもらいたい、その品質の高さを知ってもらえたらと思います。

パプアニューギニアの位置
パプアニューギニアコーヒーの歴史
パプアニューギニアのコーヒー栽培の環境
パプアニューギニアのコーヒーの品種について
パプアニューギニアのコーヒーの味わいや風味の特徴
パプアニューギニアコーヒーの楽しみ方
まとめ

パプアニューギニアの位置

まずは、パプアニューギニアはどこにあるのか、地図から見ていきましょう！

下の地図は、コーヒーベルトの記事で使用したものですが、右端の下のオーストラリアの上に位置しています。

しっかりコーヒーベルトの内側へ位置していますね。

パプアニューギニアコーヒーの歴史

パプアニューギニアコーヒーの歴史は比較的新しく、1930年代にヨーロッパ人の宣教師がジャマイカのブルーマウンテンを持ち込んだことが始まりです。

その後、1950年代になって本格的なコーヒー栽培が始まり、現在では世界のコーヒー生産量の1%程度を占めるまでになりました。

パプアニューギニアでは小規模農家が多く、コーヒー豆は自然栽培や有機栽培が主流です。

パプアニューギニアのコーヒー豆は主にティピカ種やアルシャ種が栽培されており、それぞれに特徴的な風味や品質を確立していると言えます。

パプアニューギニアのコーヒー豆はグレード分けされており、AA、A、X、Yなどのグレードがあり、豆の大きさや品質によって分類されています。

パプアニューギニアのコーヒー豆はフルーティーで甘みがあり、酸味と苦味のバランスが良く、チョコレートやナッツなどの風味が感じられる、品質の高いコーヒー生産を行っています。

パプアニューギニアのコーヒー栽培の環境

パプアニューギニアは赤道に近い熱帯の島国で、沿岸部は暑く多湿ですが、島の中央には標高4000mほどの山脈があります。

コーヒー栽培は標高1500mから2000m付近の地域で行われており、昼夜の寒暖差が激しく、コーヒー豆が引き締まってフルーティーな風味を持ちます。

コーヒー栽培は小規模農家が多く、自然栽培や有機栽培が主流です。化学肥料や農薬を使わずに、自然の恵みや伝統的な方法でコーヒー豆を育てています。

コーヒー豆は主にティピカ種やアルシャ種が栽培されており、それぞれに特徴的な風味や品質があります。ティピカ種はジャマイカのブルーマウンテンから持ち込まれたもので、甘みと酸味のバランスが良く、チョコレートやナッツなどの風味があります。アルシャ種はケニアから移植されたもので、酸味と苦味が強く、ワインのような風味があります。

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パプアニューギニアのコーヒーの品種について

パプアニューギニアで栽培されるコーヒーの多くはアラビカ種に属しており、その中でもティピカ種が主流です。

ティピカ種はエチオピア原産の品種で、ジャマイカのブルーマウンテンから移植されたものです。大粒で甘みと酸味のバランスが良く、チョコレートやナッツなどの風味があります。

他にもブルボン種やアルシャ種などが栽培されています。ブルボン種はティピカ種から派生した品種で、酸味と苦味が強く、フルーティーな香りがあります。アルシャ種はケニアから移植された品種で、酸味と苦味が強く、ワインのような風味があります。

パプアニューギニア産コーヒーには規格や格付けがあります。規格はAからXまであり、Aは最高級で大粒の豆を表します。格付けは地域や品質によって異なりますが、代表的なものにシガリやキムエルなどがあります。

パプアニューギニアのコーヒーの味わいや風味の特徴

パプアニューギニアのコーヒーは酸味が強くなく、爽やかでマイルドな味が特徴です。これは、高地で栽培されたアラビカ種のコーヒー豆が多いことや、ウォッシュド（水洗式）という精製方法が主流であることによります。
酸味は優しく、フルーティーな香りがあります。チョコレートやナッツ、ワインなどの風味も感じられます。これは、ティピカ種やブルボン種などの品種が多いことや、土壌や気候の多様性によるものです。
味は地域によって細かな違いがあります。例えば、シガリは酸味と苦味のバランスが良く、キムエルは甘みとコクが豊かです。これは、シガリが高地で栽培された豆であることや、キムエルが有機栽培された豆であることに関係しています。
焙煎度によっても味わいが変わります。特におすすめなのは中深煎りで、酸味とコクのバランスがよく、フルーティーな風味が楽しめます。浅煎りだと酸味が強くなりすぎることや、深煎りだと風味が失われることがあります。

このように、比較的歴史の浅いパプアニューギニアのコーヒー栽培、精製の歴史ですが、その品質の高さは、それを感じさせません。

流通量は少なく、取り扱いのあるコーヒー屋、カフェさんも多いとは言えませんが、試して頂きたい国ですね。

パプアニューギニアコーヒーの楽しみ方

パプアニューギニアのコーヒーは、浅煎りから深煎りまで、どの焙煎度でも美味しく飲めるのが特長です。焙煎度に応じて、しっかりと風味の違いが感じられます。
浅煎りだと酸味が強調され、フルーティーな香りが楽しめます。パイナップルやマンゴーなどのトロピカルフルーツのような甘酸っぱい香りが特徴的です。深煎りだとコクや苦味が増し、チョコレートやナッツの風味が出ます。カカオやアーモンドなどのビターな香りが豊かに広がります。中深煎りだと酸味とコクのバランスがよく、万人受けする味わいになります。ワインやベリーなどの複雑な香りが魅力的です。
家庭でパプアニューギニアコーヒーを楽しむなら、一般的なドリップ式で淹れるのがおすすめです。ドリップ式では、豆の風味を引き出すことができます。また、水温や抽出時間などを調整することで、自分好みの味に仕上げることができます。水温は90℃前後が適温で、抽出時間は2分から3分程度が目安です。
パプアニューギニアコーヒーは、ミルクや砂糖を加えても美味しく飲めます。ミルクはコクや甘みを増し、砂糖は酸味を和らげます。また、シナモンやカルダモンなどのスパイスを加えると、エキゾチックな風味になります。シナモンは甘く温かい香りで、カルダモンはシトラスやペッパーのような香りで、それぞれパプアニューギニアコーヒーの風味を引き立てます。