ミャンマーのコーヒー歴史

コーヒーの歴史や文化

こんにちは、colorful beansです。

今回ご紹介する国は、ミャンマーです。

2021.02.10現在国際ニュースでは、ミャンマー軍によるクーデター、アウンサンスーチー氏や国政幹部の拘束、軟禁が発生中です。

そんな混沌した情勢ながら、、、だからこそか、ミャンマーの歴史、コーヒーのつながりを解説していきましょう!

ミャンマーの歴史

ではミャンマーの国の位置から確かめてみましょう。

アジア圏で、タイや中国に挟まれるような位置にあります。

現在のミャンマーには、太古から人類が暮らしていたようですね。

遡る事、8世紀頃にピュー族と言われる人々が点在して暮らしていたようです。

次第に小国家を建設し、文化的な隆盛が訪れる。

9世紀中頃、ビルマ族が雲南から移住、ピュー族や他の勢力を征服し、バガンの地に王朝を建てた。

これがミャンマー初の統一国家バガン王朝です。

その後、元(中国)からの侵略などにより、繁栄を極めた王朝も衰退、最後はシャン族により滅ぼされることになる。

シャン族を中心に再統一を図るが、各地の勢力により入れ替わりはあるものの統一までには至らなかったが、16世紀にビルマ族により、再統一は実現する。

しかし、衰退、統一、新たな王朝など歴史を繰り返すことになるミャンマー。

19世紀 イギリスとビルマ王朝との戦争によりミャンマー全土はイギリスの植民地となる。

また、第二次世界大戦では日本とイギリスの戦争に巻き込まれることとなる。
やがて3年間日本の統治時代に入るが、イギリス軍の攻勢により再度、植民地化されてしまう。

しかし、世界的な独立の流れには逆らえず、ミャンマーにも独立の機運が高まり、

独立闘争を繰り返していアウンサン(スーチー氏の父)は、ミャンマー軍を掌握する。その後、イギリスとの独立交渉により、1948年1月4日に独立を達成させた。

これにより、ビルマ連邦を成立させ、リーダーシップを取っていたアウンサン将軍は、暗殺されることになり、少数民族による反乱が続くこととなる。

ビルマ国軍司令官であったネウィンによるクーデターで、ビルマ式の社会主体制に移る。

鎖国政策も取り、全てを国内で賄う政策も取られた。

そんな時代や歴史、反乱や内戦、クーデターを繰り返してきたミャンマー。

経済の衰退、国家への反対勢力、民主化勢力などにより、内政は混乱に陥り、1988年国軍のクーデターにより、ビルマは崩壊。

その後、国軍主体の軍事政権となり、ビルマからミャンマーへと国名を変更。

現在のスーチー氏らによる民主運動。選挙で圧勝を収めるスーチー氏。民主化を進めること、まだ4年〜5年の初期段階。

2021年 またも国軍によるクーデター勃発。ただし、国軍の意図としては、先に開催された選挙での不正を訴えており、民事主義が侵されているとし、選挙のやり直しを訴えている。

歴史的に、国軍による方向修正がされてきた、社会主義国家、軍事政権下であった発展途上国が、現代の日本やアメリカのような民主主義に、すんなりと移行できる訳はない。
まだ暫く時間は必要なのかも知れません。

ミャンマーのコーヒー歴史

ミャンマーでコーヒーの栽培が始まったのは、1855年と言われ、イギリスの宣教師により、コーヒー栽培のノウハウが持ち込まれた。

イギリスの植民地であったことから、紅茶の文化が進み、そのせいなのか?

ミャンマーでのコーヒー消費量は多くありません。 

ミャンマーは、赤道にも近く、高温多湿の環境で、南北に伸びるような国で、日本の沖縄から北海道までの温度差以上に気温差がある国です。

割と涼しい環境の高原地帯であることから、アラビカ種の栽培が主流のようですね。

日本でもそうですが、まだまだ世界的にも情報も流通も少ないミャンマーのコーヒー。

近年は品質も向上してきており、注目を集め出し始めたミャンマーのコーヒー豆。

アジア圏だけでもそれほど多い国が栽培している訳ではないので、見つけられた時は、試してみてはいかがでしょうか。

ミャンマーのコーヒー豆の特徴

私も最近、見つけましたが、ミャンマー聖山というコーヒー豆。

自ら焙煎していただきました。非常に綺麗な豆で、ウォッシュドで精製された豆は、綺麗な味わいで、さっぱりとした質感。

バランスの良い味わいで、飲みやすいコーヒーでした。

深煎りにして、チョコテイストな味わいにもなるようですね。

ミャンマーコーヒーの楽しみ方

ミャンマーでは、イギリス植民地時代から、紅茶を楽しむ習慣のようですが、

コーヒーを楽しむ時は、コンデンスミルクを入れた、濃いめのコーヒーや、ライムやレモンを入れたりして、楽しんでいるようです。

ミャンマー国内では、深煎りの豆や粉が多く流通しているようですね。

グラインドは、細か挽きのようで、あえて苦味や、雑味を抽出し、コンデンスミルクなどと合う癖のあるコーヒーを抽出しているのかも知れませんね。

私も、まだまだミャンマーについて浅い知識しかありませんが、一度でも焙煎や味わいを経験できており、記事への一歩と繋がりました。

情勢や歴史に重きが置かれた記事になりましたが、如何でしたか?

その国の歴史、文化や産地や取り組み。背景を知る事で、いつもの味わいに変化が生まれたり、初めて出会ったコーヒーを知る時に役立てば幸いです。

ここまで、読んで頂き、ありがとうございました爆笑ウインク

では。

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