エクアドル(ガラパゴス諸島)のコーヒーの歴史と特徴

コーヒーの歴史や文化

はい、colorful beansです。

今回ご紹介する国は、エクアドル(ガラパゴス諸島)のコーヒーの歴史です。

どうか最後まで楽しんでいってくだい。

エクアドル(ガラパゴス諸島)とは

では、初めに恒例のエクアドルとガラパゴス諸島の位置を確認しましょう!

エクアドルは、南アメリカ西部の赤道直下に位置し、 北はコロンビア,東と南はペルーと国境を接し,西は太平洋に面していて、ガラパゴス諸島は、南アメリカ大陸からおよそ1000km、赤道直下の太平洋上に浮かぶエクアドル領の島々となります。

ガラパゴス諸島の初期の歴史

ガラパゴス諸島は、約400万年前に活動を開始した火山活動によって形成された。最初に形成された島は、西部のフェルナンディナ島とイサベラ島であり、その後、東部に位置するサンタ・クルス島とサン・クリストバル島が形成された。

島々の最初の知られた訪問者は、インカ帝国人であり、紀元前1000年頃に島々を訪れていました。しかし、正確な日付は不明である。16世紀、パナマの港でスペイン人船長バルトロメ・ビエハが島々にたどり着いた。

19世紀にチャールズ・ダーウィンが研究に基づいて進化論を発表するきっかけとなった島でもある。(最近でのその進化論が疑問視されているが・・・それはこの記事には関係がないので省略。)

20世紀に入ると、島々の環境が悪化していた。入植者たちは、農地を拡大するために荒野を開拓し、家畜を保有する。これにより、島々の生態系が大きく変化し、固有の種の生息数が減少していた。また、商業漁業や観光業などにより、海洋生物も脅かされるようになった。

これに対して、1970年代からエクアドル政府は、諸島の環境保護を進めるようになった。1986年には、ガラパゴス諸島は世界遺産に登録され、1998年には、世界自然遺産としても登録されたまた、同年、ガラパゴス国立公園と海洋資源保護区が設置され、諸島の自然保護が強化された。

これにより、島々の生態系は回復し、多くの固有種が生存している。また、島々は世界的にも有名な観光地としても知られ、多くの観光客が訪れるようになった。 観光による影響も投票されており、持続可能な観光業の発展が求められている。

エクアドルの歴史

スペインによる植民地支配が始まったのは16世紀のことです。1822年には、エクアドルはスペインから独立を果たしました。その後、エクアドルは、ペルーとの戦争や内戦などを経験しましたが、20世紀に入ると政治的な安定が回復し、現在に至っています。

エクアドル(ガラパゴス諸島)のコーヒーの歴史

エクアドルにおけるコーヒー栽培の歴史は、19世紀初めにフランス人の探検家によってコーヒーノキが持ち込まれたことから始まります。エクアドルは、コーヒーベルト(赤道を中心に北緯25度から南緯25度までの一帯)に属しており、コーヒー栽培に最適な環境を得ていたことから、コーヒー栽培を拡大していきました。エクアドルのコーヒーは、品質が高く、世界的にも有名です。

ガラパゴス諸島でのコーヒーの栽培は、1860年代に始まりました。最初にコーヒーが持ち込まれた島は、ガラパゴス諸島の中で最東端のサン・クリストバル島です。1875年には、エクアドルの探検家ドン・マニュエル・J・コブスがサンクリストバル島にコーヒーを始めて植えました。当時持ち込まれた品種は、エチオピアから輸入されたブルボンと言われています。現在栽培されている品種は、持ち込まれた当時の品種とは異なるものになっています。

エクアドルで栽培されているコーヒーの主要な品種は、アラビカ種で、その中でもブルボン(Bourbon)が最も多く栽培されているようです。他はロブスタ種の栽培のようです。

ただし、ガラパゴス諸島で栽培されているコーヒーの品種は、ブルボン(Bourbon)が89%、ティピカ(Typica)が8%、カツーラ(Caturra)が3%です。

エクアドルコーヒーの品質や特徴

エクアドルの主要なコーヒー品種は、ブルボン、ティピカ、カトゥーラなどがあります。これらの品種は、高品質で風味豊かなコーヒーを生産することで知られています。

栽培地域:エクアドルのコーヒーは、アンデス山脈の中腹に位置する高地で栽培されています。主要な産地には、南部のロサパンパやナランホ、中央部のプロビンシアなどがあります。

コーヒーの等級:エクアドルのコーヒーは、一般的にはSCAA(Specialty Coffee Association of America)の基準に基づいて等級付けされます。エクアドルの高品質なコーヒーは、スペシャルティコーヒーとして分類され、90点以上の高さ得点されることが多いです。

コーヒーの特徴:エクアドルのコーヒーは、フルーティーで柔らかな酸味、甘い香り、チョコレートのような味わいが特徴です。また、エクアドルのコーヒーは、通常、洗浄処理が施され、クリーンな味わいが特徴です。

エクアドルのコーヒーは、品質が高く、独自の風味を持つことから、世界中で高い評価を受けています。

エクアドルコーヒーの楽しみ方

エクアドル産のコーヒーは、苦味が少なくマイルドでクリアな風味が特徴的です。特に風味については、フルーティーでフローラルな香りが特徴的であり、甘みや酸味がバランス良く感じられます。

また、クセのないまろやかなコクと酸味を持ち、ローストナッツ風味に加えて、ほのかなチョコレートの甘味を楽しめるコーヒーです。 また、さっぱりした酸味とまろやかな苦みが堪能できる上品な味わいが特徴的です。エクアドルのコーヒーは、フレンチローストやエスプレッソにも合うとされています。

フルーティさや香りを楽しむ場合は、高温の90度台で抽出をスタートさせると良いでしょう。

甘さを表現したい場合は、お湯の温度を抑えて、80度台で淹れると良いかもしれませんね。

フレンチローストのような深煎りの場合はネルドリップが良いかと思われます。

後書き

ここ最近の品種にフォーカスした膨大な記事に比べて、読み応えがなかったかもしれませんね。

ああいったものばかりでも皆様も疲れるでしょうから、これくらいの読みやすい記事も良いですよね。

今後、コーヒー業界には2050年問題のように、農家の減少、当然農夫の減少、により流通しているコーヒーの種類はどんどん減ってきてしまうかもしれません。

これはあくまで予測の範囲ではありますが、コーヒーが飲めなくなる未来まであるかもしれません。

今が当たり前と思わず、今できることを最大限楽しんで、チャレンジして、その一休みに、美味しいコーヒーを、沢山の種類(国、品種、淹れ方)を経験してもらいたいと思っています。

そんな皆様のコーヒー体験、コーヒータイムに新たな1ページ、新たな1色を加えることができましたら幸いです。

また次回の記事でお会いしましょう!

では。

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