ケニアのコーヒーの歴史

コーヒーの歴史や文化

こんにちは、colorful beansです。

今回は、ケニアのコーヒーの歴史について、解説していきます。

馴染みのない方にはケニアと言えばマラソンを連想するかもしれませんね。

ケニアのコーヒーの歴史

まずは、位置の確認からしていきましょう。

アフリカ大陸、エチオピアとタンザニアに挟まれるような位置で、ケニアは存在してます。
また、タンザニアとは深い関わりもあります。

ケニアのコーヒー栽培の歴史は、1893年と意外にも浅い歴史です。

エチオピアは起源とも言われてますし、そこからの歴史の開には1世紀もあります。

ただし、ケニアの豆は品質も高く、その技術に1世紀の遅れは感じられません。

元は1890年カトリック教の宣教師により、レユニオン島(ブルボン島)からコーヒーノキが、持ち込まれたとされ、ケニアの国境境にある、アフリカ大陸最大の山。

キリマンジャロがあり、コーヒー栽培に向いている土地だと分かった後、多くの定住者がケニアに集まり、栽培をスタートさせた。

ここからの歴史は、タンザニアのキリマンジャロの歴史と被る場面があります。

キリマンジャロの近くの国という事で、コーヒー栽培に適しているのでは?と思われた訳です。

移住してきたボーア人、イギリス人、ドイツ人などです。

中でも宗主国のドイツは、低地でのコーヒー栽培ができると思っており、低地と高地の農地割り当てで、低地を割り当て、良質なコーヒー豆は高地のみ収穫されることとなるのです。

これはキリマンジャロの歴史と同じですね。

その後、ケニアではコーヒー栽培、生産が一大産業となり、経済の中心となるのです。

その背景では、どんな国よりも先にコーヒー研究財団を設立したと言われ、コーヒー生産者の人々が出資し、運営をしています。

ケニアでは、コーヒーの病、栽培などの研究が行われており、ハイクオリティな生産、品質が保たれています。

また、生産だけでなく、加工やマーケティング、販売まで、この研究機関が全ての課題のリサーチを担当しています。

最先端の農業技術を研究しています。

産地や特徴

ケニアでのコーヒーの産地は、エンブ地区、二エリ地区、ルイル地区などがあります。

私もケニアを愛用していますが、スペシャリティは中々手に入りません。二エリの豆はホントに美味しくてびっくりしましたね。運良く地元のカフェで取り扱っており、頂きました。

ケニアの豆の特徴は、 ナチュラルの場合は、力強いボディ感。アフリカの大地の力強さを感じる味わいです。また、ウォッシュドになると、その表情はガラリとかわり、柑橘系のフルーティな酸味。芳醇な味わいや香りが楽しめる品種です。

精製方法と品質

ケニアで主流となるのはウォッシュドです。

ナチュラルもありますが、なかなか見かけないのが本音です。

私の場合は、ケニアAA  ウォッシュド他にはなかなか手に入りません。

また、ケニア式という独特な精製方法もあります。

ケニア式ハンドピックにより、赤い果実のみを収穫水流比重選別 パルパーによる皮むき発酵ソーキング(綺麗な水で一昼夜漬ける)水路での水洗アフリカンベットでのパーチメント天日乾燥パーチメントの安定化からの脱穀選別

等級はスクリーン別に以下となります。

AA  17〜18

AB 15〜16

C   15〜16

他に数等級あるが、欠点豆みたいな豆ですので割愛します。

アフリカンベットとは?

東アフリカで普及している乾燥方法。

木製の棚に金網を付けて、麻袋などを敷き、その上に、精製処理が終わった豆を広げて乾燥する方法で、アフリカンベット方式と言われています。

パティオが作れない場所でもアフリカベットなら効率よく乾燥させることができます。(棚上での天日乾燥とも呼ばれます。)

アフリカベットを使用することで、乾燥が適度に進行すると言われており、中米のスペシャリティ生産でも使われてるようになってきています。

乾燥工程の重要性乾燥工程はそのコーヒー豆の品質に大きく影響されます。

乾燥にムラがあると、貝殻豆や欠け豆などの欠点豆になり、焙煎ムラや腐敗やカビの発生と、コーヒーの味わいに影響することになりす。

乾燥工程にはコーヒーの品質を保つ重要な役割となってます。

ケニアの豆について

ケニアの豆の印象としては、力強さ、焙煎具合により、甘い口当たり、芳醇な香りが印象的。

浅めの焙煎でも、深めの焙煎でも楽しめる豆であるが、深煎りの場合は個性が強く好みは別れやすいかもしれませんね。

さっぱりとフルーティな酸をまとう味わいか。

ずっしりとボディ感のある甘さを味わいには深めの焙煎。

ブレンドの主役にも、隠し味にもなれる豆。

私のブレンドレシピにも登場するケニア。

皆様はどんなケニアの味わいが、お好みでしょうか?

ここまで、読んで頂きありがとうございました爆笑


では。

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