こんにちは、colorful beansです。
今回は、グアテマラについて解説していきます。
コーヒーの世界では有名なグアテマラ。
しかし、コーヒーから外れると何も分からないのではないでしょうか?
グアテマラ(Guatemala)
まず、国から紹介していきましょう。
位置どりは、下記を参照して下さい。
ウエウエテナンゴに印を入れたのは、スターバックスでも販売されていましたので、ご存知の方もいるかもと思いまして
グアテマラの歴史
紀元前からマヤ系先住民族等は各地に居住し、紀元3世紀から9世紀頃の間、ティカルを初めとするその年国家的文明が隆盛を極めた。
メキシコでアステカ等の諸部族を侵略したスペイン王国は、中米にも侵略し、1541年に現在の中米5カ国とメキシコ南部を支配するグアテマラ総督府をアンティグア市に開設。
しかし、アンティグアの火山活動の活発化により、その機能を果たせないことから、現在のグアテマラ市に還都された。
1821年グアテマラはスペインの支配から独立を宣言。その後、併合や共和国などの成立、時代の流れに翻弄されつつ、1839年グアテマラは独立政府を創設し、現在のグアテマラ共和国となる。
独立を成したものの、長期の独裁政治が相次いだが、この過程でコーヒー栽培が盛んになる。アメリカからの経済進出、第二次世界大戦中にドイツ人の所有していたコーヒー農園の没収。
戦後の大統領の政策は、カトリック協会保守派の反対やユナイテッドフルーツ会社の土地接収を契機に米国政府とも対立することとなる。
そして、1954年民主主義から軍事の時代へ。
軍若手将校の反乱。
グアテマラ・ゲリラの誕生。
国防大臣 ペラルテによるクーデター。
1966年 左派右派ともに過激分子によるテロ。
米国、スペイン、ドイツの大使等がゲリラグループにより殺害。
アラナ大佐が大統領に選出。就任後約1年間を戒厳令を敷き、ゲリラ分子殲滅を進め、社会資本の充実を図り、順調な経済成長を達成した。
1978年 ルーカス政権誕生。政治テロの続発、近隣諸国でのクーデターなど、治安は急速に悪化する。
クーデターによる政権討伐、新政権のゲリラ討伐、虐殺などを繰り返すこととなる。
国政的には暗闇から脱せない。そんな印象を持ってしまいますね。
グアテマラのコーヒーの歴史
1750年修道士により持ち込まれたと言われ、1850年頃から、広く普及していきます。それは、近隣のコスタリカでのコーヒー生産による経済の成長。
それを見てグアテマラでのコーヒー産業が拡大した。
また、近隣のメキシコやホンジュラスでもコーヒー生産は盛んです。
1969年 グアテマラ国立生産者協会が立ち上げられ、生産者の指導や研究、世界へ向けての販売、マーケティングなど、国を上げて盛り上げています。
コーヒー栽培の環境
グアテマラの栽培地では、適度な降雨量と豊かな火山灰土壌、日照時間に恵まれた環境により、寒暖差の大きい山岳地帯の山の斜面、高原地帯での栽培が盛んです。
大小様々な農園が存在しますが、シェードツリー(コーヒーノキを直射日光から守る為の背の高い木)を採用しており、時間を掛けて日陰で栽培を行い、精製方法はウォッシュドが多く用いられています。近年ではパルプドナチュラルも増加中です。
グアテマラ国立コーヒー生産協会の定める8つの産地の中でも、アンティグアはコーヒー栽培に適した条件が揃い、歴史もあり、最高品質グアテマラコーヒーの代名詞とも言われています。
他には、先に書きました、ウエウエテナンゴやコバンといった地域も良質なコーヒーが生産されています。
グアテマラのコーヒーの特徴
グアテマラは甘い香り、ほんのりとした酸味、バランスの良い味わいのコーヒーです。
また、浅煎りから深煎りまで、幅広く楽しめる豆でもある為、ブレンドにもよく使われます。
酸味を活かす、浅めの焙煎はフルーティな酸と、すっきりと飲みやすく後味もさっぱりです。
まろやな酸味とほんわかと甘い余韻。香りの抜けがよいのは、中煎りの焙煎度。
苦味を楽しみ、とことなかく甘い感覚をかもしだし、深いコクとずっしりしたボディ感。存在感を楽しむのは深煎りの特徴。
それぞれに楽しめ、隠し味的要素や、しっかりしまベース、味わい深さを演出する影の存在と、ブレンドコーヒーにも人気ありです。
グアテマラコーヒー豆の等級
グアテマラでは標高を基準に等級が振り分けられます。
SHB (Strictry Hard Bean) 1600m〜1700m
FHB (Fancy Hard Bean) 1500m〜1600m
HB (Hard Bean) 1350m〜1500m
SH (Semi Hard Bean) 1200m〜1350m
以下、EPW 、PW、EGW、GWといりますが、ほぼ見ることはないかと思います。
品種的にはアラビカ種のブルボン種が多く、ティピカが若干残ってるくらいです。
近年では、カツーラ種、カツアイ種、パカマラ種が流通しております。
また、コーヒー抽出の師匠である、松屋コーヒー本店さんで取り扱われている中で、
キングオブグアテマラパンドラ パカマラ
なかなかに面白い豆です!
グアテマラでの有名な銘柄と言えば、
エルインフェルトですかね。立ち寄ったお店にあれば、是非試しに飲んでみては如何でしょうか。
後書き
如何でしたか?
グアテマラは日本の3分の1ほどの国ですが、スペシャリティでのカップオブエクセレンスやローグレイドでも安定した美味しさを持っていると思います。
スターバックスや喫茶店、カフェなどでも幅広く取り扱われていますので、見かけた際は飲んでみては如何でしょう。
読者の皆様のコーヒーライフに新たな風が吹きますように
ここまで、読んで頂きありがとうございました
では。
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