こんには、colorful beansです。
コーヒーの国と言えば?
ブラジル
ってくらい誰もが知る、コーヒー大国ブラジルの歴史を解説していきます。
ブラジルのコーヒーの歴史
ブラジルにコーヒーの木が輸入されたのは、1727年とされています。
つまり、初めからブラジルにコーヒーノキは自生していなかったと言う事です。
1761年頃からようやくコーヒーの生産量が拡大されてきます。
1850年には、世界一の生産量を誇るようになります。
そして、コーヒーの生産が、ブラジル経済の発展に大きく影響しました。
1800年後半までのコーヒー生産の軸となる労働力は奴隷でした。
1888年 奴隷制度の廃止となってからは、他国からの移民によりコーヒー生産の労働力を担い、その多くはヨーロッパからの移民でした。
長い期間をかけて、沢山の人々によりブラジルのコーヒー生産は支えられて世界一となりました。
1920年 ブラジルのコーヒー豆は全世界へ輸出され、自然な流れで世界一、独占的な状況になります。
世界シェア約80%
そこから、徐々に他国の生産量が上がってきます。
1930年 ブラジル南東部サンパウロに、百万人を超える移民が流れ、コーヒーの生産に携わり、コーヒー生産の一大都市となります。
1950年 ブラジルの生産量は減少傾向となりますが、ブラジル政府は支援策を打つなどもしましたが、大きく回復することはありませんでした。
1960年 ブラジルの輸出量の60%がコーヒー豆で占められ、ブラジル経済のコーヒーに対する依存度は高いままです。
とはいえ、今現在も尚、世界一の生産大国でいり、輸出大国でもあります。
ただ、懸念点としては、ブラジル国内での消費量が上がっているというところです。生産量は下がり、消費量は上がりとなると、輸出量も下がり始めていますし。
未来を見据えた時に、どけにでもあったブラジルのコーヒー豆は、希少豆となることが、、、起きるかもしれません。
参考資料
コーヒー栽培の気候・環境
赤道付近のコーヒーベルトと呼ばれるラインに、コーヒー生産国が、位置しておりブラジルも例外ではありません。ブラジルは国土の大半がこのコーヒーベルトにはまります。
ブラジルの気候は地域により違いがありますが、亜熱帯気候、熱帯気候、温帯気候と、どの地域でもコーヒーの栽培が可能です。このことが、コーヒー栽培の拡大や他国に差をつける要因でしょう。
また、平地の農園では機械化が進み、精製方法もナチュラルが多いとはいえ、パルプドナチュラルやウォッシュドもありますし。
山岳地域では機械化は進まないものの、手積みが主流ではあります。
農園規模もさまざまで、地域により特徴が変わってきた流れは、近年の単一農園志向の影響なのかもしれませんが、農家の格差はつき始めてしまいましたね。
ブラジルコーヒーの品種
かなり大雑把な解説ですが、
アラビカ種 70%
アラビカ種農園中で品種がわかれますが、
ブルボン、カトゥアイ、ムンドノーボ、カトゥーラなどのブルボン系の品種が主流です。
その他 30% がロブスタと呼ばれる、カネフィラ種になります。
✨オススメな一品✨
アラビカ種 レッドブルボン
セルタオ農園
これは、100年珈樹と呼ばれ、樹齢100年のレッドブルボンのコーヒーノキから収穫されるコーヒー豆だけを集めたものです。
かなり希少でなかなか流通してない品種です。
ブラジルの特徴らしからぬ味わい。フルーティで甘い香り、柔らかな酸味と奥深いコクのあるコーヒーになります。
カップオブエクセレンスを受賞するような、有名な農園でもあります。
カルモデミナス地域にあるセルタオ農園は、この地域のコーヒーの歴史とも言われるほどで、高品質なコーヒーの栽培と販売で、100年以上続く家族経営の農園です。
この地域はイエローブルボンという品種が主流ですが、100年の歴史を誇るレッドブルボンの古木から採取されるコーヒー豆は格別な味わいです。
コーヒー生産の第一人者 ジョゼ・イシドロ・ペレイラ。
歯科医になった彼は、父に幼き頃死に別れており、母が亡くなった時に、このファゼンダ・セルタオ農園の相続は彼一人であったことから、運命のイタズラか?カルモデミナスへ引き戻され、農園を引き継ぐことになります。
ジョゼ・イシドロの死後。農園はナザレスへ引き継がれ、今も大切に育てられています。他の子供たちもまた、コーヒーに携わる仕事をしています。
ブラジルで有名なのは、ブラジルサントスNO.2でしょう。こちらはコーヒーの歴史の中で触れております。よって上記を紹介しました。
ブラジルコーヒーの特徴
精製方法は、ナチュラル精製やパルプドナチュラル精製が主流です。
どちらも、広大な土地を活かした天日干しの工程があり、しっかりと乾燥された豆の味わいには、深みがあり、コーヒーチェリーの果肉には糖分が増え、マイルドな味わいにもなります。
また、標高が比較的低く、酸味は強すぎず、まろやかな感じがします。ナチュラル精製なので、若干の欠点豆の多さや、生っぽさや土っぽさが、含まれるブラジル特有の味わいもあります。
バランスの良い、飲みやすいコーヒーです。
ブラジルコーヒーの楽しみ方
焙煎に関しては、割と広範囲に楽しめると思います。浅めの焙煎では、かろやかな酸と強すぎない個性、苦味も少なくマイルドなコーヒーになります。
中煎りにすると、酸味は弱めになり、個性が顔をだします。苦過ぎず、コクがあり、ほんのりと甘い味がでます。
深煎りにすると、酸味は影を潜め、苦味と甘みが広がります。ナチュラル特有の感じも弱ります。
また、ブラジルの豆はブレンドコーヒーにも欠かせないような存在です。ブレンドコーヒーのベースにも使われることが多く、他国の他品種の豆とも融合しやすさがあります。
また、ブレンドコーヒーで欠かせない、もう一つの理由は、他国と他国、品種違いの豆をうまく融合させる(てを繋がせる)役割を持っており、馴染まない豆との架け橋になり、ブレンドコーヒーを成り立たせる重要な豆なんです。
コーヒー屋さんにブラジルの豆がない店はないくらい、有名なブラジルの豆は、生産大国だからだけではなく、コーヒー屋さんにとって、必要不可欠な豆だからと言っても大袈裟ではないかと思います。
ブラジルは国内消費も増えており、その楽しみ方はエスプレッソが主流のようです。
砂糖をふんだんにつかい、エスプレッソをグイッと飲む。
想像しただけで、飲みたくなりますね。
まとめ
1. 生産大国、輸出大国ブラジル。
2. 国土の大半がコーヒー栽培に適している。
3. コーヒー生産の労働ちからは奴隷であった。
4. 奴隷制度廃止後は移民による生産拡大。
5. コーヒー屋に必要不可欠な品種である。
6. 飲みやすくバランスの良い味わいで、多彩な楽 しみ方ができる。
後書き
如何でしたでしょうか。
コーヒー大国ブラジル。
その歴史や背景を知る事でまた、コーヒーの味わいに変化がある子でしょう。
何気ない一杯のコーヒーに、思いを馳せるのもまた楽しいひとときになりますよ。
皆さまのコーヒーライフが更に充実するように。
ここまで、読んで頂きありがとうございました😊
では。
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