ドリップコーヒーの手法について解説していきます。
松屋式ドリップ
推奨する手法ですが、有名とは言えず、
検索しても、ヒットする数は少ないです。
単独で掲載済みです。
参考にしてみてください。
ここでは詳しくは記載してません。
以下 1杯出しを基準に記載します。
道具は各社専用ドリッパーやペーパーフィルターがありますので、記載は省略します。
杯数により大きさの異なる道具もありますが、
各社同じですので、省略します。
KONO式ドリップ
コーノ名門ドリッパー。
円錐型のドリッパーです。
ここでは、ドリッパーと表記しますが、正確にフィルターと言います。
ドリッパーという言い方が広まり、一般的な為にドリッパーとして表記し進めています。
1杯用 お湯を300cc 豆量 10〜15g
2杯用は20g
3杯からは10gづつ増やしてください。
推奨は15g なるべく多く使用して頂いた方が、安定もしますし、ドリップしやすいと思います。
粉の挽き目 中挽きから中粗挽き。
ペーパーへ粉をいれ、平らにならす。
中心に目印として、少し窪ませる。
お湯 90℃から95℃くらいでドリップポットへ
凹ませた箇所へ、ぽたぽたと一滴づつドリップするイメージでお湯を落とす。
(点滴ドリップという。)
サーバーへコーヒーが落ち始めるまでは、中心に500円玉くらいの大きさをイメージして、回しながら点滴ドリップを続ける。
お湯は自然と外側へ外側へいき、外側の粉を湿らせてくれます。
結構時間はかかりますので、蒸らしはありません。
サーバーにコーヒーが落ち始めたら、
お湯を少し太めにし、ドリップする湯量を増やして、同じように円を描くようにドリップする。
これは、KONO名門ドリッパーのリブが、ドリッパーの半分程度しかない、引っ張る力を抑えている為です。
抽出時間の目安は3分です。
定量近くになりましたら、お湯を更に太くして、
ドリッパーから溢れる手前まで湯量を増やしてください。
一杯になったところで定量になるくらい。
これで定量になったらドリッパーを外してください。
いっぱいまで注いで外すことで、アクをコーヒーに入れないようにします。
リブの位置もこれを計算して作られています。
アクとは、ドリップ中にコーヒー粉とお湯があたり、泡が出てきます。この泡の中に雑味(ネガティブな味)が含まれるので、アクと呼んでいます。
注意事項
ドリップポットのお湯は、杯数に関係なく、一杯まで入れることをオススメします。
これは杯数によりドリップポットの傾き(お湯の出るポイントが変わる為)を常に同じにする為です。
また、最後に溢れる寸前まで注ぐので、
5杯出しなどになると、ドリップポット一杯では足りない場合があります。
その時は足し湯をしてください。
ただし、熱々のお湯ではいけませんので、
ビーカーなどに予め準備をしておくことで、お湯の温度が馴染みます。
後は、よく攪拌(かくはん)してカップに注いで、お召し上がりください。
※攪拌とは、かき混ぜること。
更に詳しく知りたい方は👇
ドリップコーヒーの淹れ方【KONO式】
この円錐ドリッパーで特許を取得。
その特許が切れたことにより、満を辞してドリッパーの販売を各社が初め、多数のドリッパーが世にでることになる。
円錐ドリッパーの発祥・原点といえますね。
ちなみにではあるが、円錐でも松屋式の金枠は特許とは関係なく開発をされています。
HARIO
1杯用 コーヒー豆 10g〜12g
2杯用は20g
3杯からは10gづつ増やしてください。
湯温は93℃
挽き目は細挽きから中挽き
ペーパーに粉をいれ、平らにならす。
全体を湿らせるようにドリップ。
蒸らしは30秒。
中心から外側へ円を描くようにドリップする。
杯数に関係なく、3分以内に抽出を終わらせる。
ハリオのドリッパーの特徴は、
リブが上から下まであることで、引っ張る力が強く、抽出しくどの速さです。
その為、湯量や挽き目など、技量がないと、雑味(ネガティブ要素)が出やすくなります。
ハリオ公式ユーチューブチャンネル
カリタ
カリタには、三つ穴台形ドリッパーとウェーブドリッパーと、代表的なドリッパーが二つあります。
まずは、三つ穴台形のドリッパーから。
1杯用 コーヒー豆 12g〜18g
2杯用からは20g〜26g
3杯用は30g
4杯からは10gづつ増やしてください。
挽き目は中細挽きから中挽き
湯温は80℃とされてますが、
90℃くらいの範囲で、お好みで合わせてください。
粉を入れ、お湯を細めでドリップ。
中心から円を描くようにドリップ、
粉全体を湿らせたら、30秒の蒸らし。
蒸らし後も細めのお湯で、円を描くようにドリップし、100ccほど抽出。
3回目は、お湯を太くして、円を描くようにドリップし、ドリッパーの上まで注ぎ、
規定量でドリッパーを外す。
最後は攪拌して、カップに注いで、お召し上がりください。
ドリッパーの特徴
三つ穴なので、微分による目詰まりが起きにくく、台形の形からも、抽出ムラを防ぐ。
カリタ台形ドリッパー参考動画
つづいて
ウェーブドリッパー
縦濾紙での抽出を紹介しましょう。
1杯用 15g
2杯用 20g〜26g
3杯用 30g
4杯からは10gづつ増やしてください。
湯温 90℃〜93℃
ペーパーフィルターに粉を入れ平らにならします。
初めに30gほどのお湯を注ぎ。
30秒から40秒の蒸らし。
2湯目からは、中心から円を描くように、細めのお湯でドリップ。約100cc注ぎます。
3湯目も同様の方法ですが、適量になるまで注ぎます。
この時、粉の端1cmほどはお湯をかけないようにし、淵を残します。
※土手を作るとも言います。
また、粉が浮きすぎない程度の湯量で、
湯量が多い時は止めてください。
ドリッパーお湯、コーヒーが最後まで落ちきった時に適量になるよう、ドリップポットの湯量は合わせる必要があります。
ただし、私としては
やはり、雑味が入りやすくはなりますので、
最後までよりは余分に注いで、適量になったら外す方を推奨します。
カリタウェーブドリッパーの参考動画はこちら
メリタ
メリタアロマフィルター
台形で、一つ穴のドリッパーになります。
メリタのアロマフィルターはカリタの台形に似ており、抽出穴がひとつで、底面ではなく、
少し上に付いてます。
吸い上げながら抽出する仕組みです。
当然、抽出速度は遅めになります。
ドリップ方式でありながら、漬けておくタイプの浸漬式の側面を若干有しております。
1杯用 10g
2杯用 からも、10gづつ増やしてください。
湯温 91℃〜93℃
細挽きから中挽き
お好みに合わせてください。
ペーパーフィルターに粉をいれ、中心から円を描くようにドリップする。
全体を湿らせたら、30秒の蒸らし。
中心のみで、杯数分のメモリまで、一気にお湯を注ぎ、落ち切るまで待つだけです。
少し上についてる穴は底に溜まるお湯、コーヒーを落とさない構造になっており、雑味は落ちないという考え方です。
より詳しくは👇
メリタ式おいしいコーヒーの淹れ方 ハンドドリップ
メリタのアロマフィルターが、抽出速度や量を調節するという考え方で作成されており、
人は適量の湯を注いで待つだけと、いうことです。
後書き
各社、紹介したドリッパーだけではないのですが、代表的なドリッパーをご紹介してみました。
また、各社の手順に沿うことも重要ですが、
ブログを書き始めたときから
言っているように、楽しむこと、美味しく飲むことが、最も重要なことです。
また、これからコーヒーを知りたい、
ちょっとやってみようかな、という初心者の方は、うる覚えでも結構です。
少しくらい手順を間違えても大丈夫です。
まずはやってみてください。
紹介した道具は割と安価なものが多いはずですので、興味が湧いたら、それぞれの道具を試し、
自分に合った道具をみつけてみてください。
よりよいコーヒータイムを。
美味しいコーヒーとの出会いがありますように。
その他にも、抽出方法は沢山ありますが、
また違う記事でご紹介しますね。
では。
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